2023年ゴールデンウィークに都内の美術館で開催される企画展

美術館は展示だけでなく建築物やその周辺の自然も楽しめる楽しい場所だ。新緑が気持ち良い5月の連休に都内の美術館ではどんな企画展が開催されているのかなと調べてみた。

東京都現代美術館「クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ」

あのクリスチャン・ディオールの作品展。私にとって馴染みのあるブランドではないが、長い歴史があり世界的に人々を魅了しているデザインという視点で興味がある。どのような作品展なのか美術手帖の説明が分かりやすい。

本展は、そのディオールが1946年に創設したクチュールメゾン「ディオール」の創設70周年を機にスタートしたプロジェクト。13ものセクションで、クリスチャン・ディオール、イヴ・サン=ローラン、マルク・ボアン、ジャンフランコ・フェレ、ジョン・ガリアーノ、ラフ・シモンズ、マリア・グラツィア・キウリといった歴代のクリエイティブ ディレクターたちの作品が並び、ディオールクチュールの全貌、そしてディオールと日本との関係をも紹介するものだ。

https://bijutsutecho.com/magazine/series/s65/26522

国立新美術館「ルーヴル美術館展 愛を描く」

フランスの国立美術館であるルーブル美術館より愛についての絵画展。

森美術館「ヘザウィック・スタジオ展:共感する建築」

六本木ヒルズ内の屋内展望台にて開催。現代のレオナルド・ダ・ヴィンチと称されることもあるらしいトーマス・ヘザーウィックが設立したヘザウィック・スタジオによる建築作品展。

1994年にロンドンで設立されたヘザウィック・スタジオは、ニューヨーク、シンガポール、上海、香港など世界各地で革新的なプロジェクトを手掛ける、現在、世界が最も注目するデザイン集団のひとつです。創設者トーマス・へザウィック(1970年、英国生まれ)は、子どもの頃、職人が作った小さなものに宿る魂に心を躍らせていたといいます。建築という大きな建物や空間にも、その魂を込めることはできるのか。この問いがヘザウィック・スタジオのデザインの原点となりました。

(略)

本展は、ヘザウィック・スタジオの主要プロジェクト28件を天空の大空間で紹介する日本で最初の展覧会です。試行錯誤を重ね、新しいアイデアを実現する彼らの仕事を「ひとつになる」、「みんなとつながる」、「彫刻的空間を体感する」、「都市空間で自然を感じる」、「記憶を未来へつなげる」、「遊ぶ、使う」の6つの視点で構成し、人間の心を動かす優しさ、美しさ、知的な興奮、そして共感をもたらす建築とは何かを探ります。

https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/heatherwick/index.html

東京都写真美術館「日常のなかの予期せぬ素敵な発見」

日常というありふれた世界も、ちょっと視点を変えてみれば、様々な気づきにあふれています。ずっと前からすぐそこにあったのに気づかなかったことの発見は、まさしくセレンディピティな現象として、予期しないタイミングで私たちに訪れます。世界を切り取ることによって表現する写真というメディアを使って、作家たちが日常のなかのささやかな発見を捉えた作品を紹介します。

https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-4530.html

ささやかながらもスマホで日常を撮影する機会のある私にとって、プロが撮影する日常の写真には興味が湧く。

国立西洋美術館「憧憬の地 ブルターニュ―モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷」

フランス北西部のブルターニュ地方をテーマにした王道といえそうな作品展。上野の自然の中で世界旅行気分を味わえそうだ。

本展では、とりわけ多くの画家や版画家たちがブルターニュを目指した19世紀後半から20世紀はじめに着目し、この地の自然や史跡、風俗、歴史などをモティーフとした作品を展覧することで、それぞれの作家がこの「異郷」に何を求め、見出したのかを探ります。また、明治後期から大正期にかけて渡仏し、この地に足を延ばした日本の画家たちの作品と足跡にも光をあてる、これまでにない試みとなります。

https://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2023bretagne.html

東京都美術館「マティス展」

色彩豊かなマティスの作品展。1人の画家の一生に浸るのも良い。

21_21 DESIGN SIGHT「The Original」

本展では、世の中に深く影響を与えるデザインを「The Original」と定義し、紹介します。ただし、ここでいう「The Original」は必ずしもものづくりの歴史における「始まり」という意味ではありません。多くのデザイナーを触発するような、根源的な魅力と影響力をそなえ、そのエッセンスが後にまでつながれていくものです。

https://www.2121designsight.jp/program/original/

デザイナーが影響を受けたデザインというコンセプトが最高。心地よい刺激を得ることができそうだ。

おまけ

都内の美術館をたくさんまわる際には入場券や割引券がセットになったぐるっとパスがお得だ。

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